9/11
あの頃Bushwick に住んでいた私はLトレインに乗って、スカラシップのオーディションを受ける為にカニングハムスタジオに向かっていました。
なぜか何度か停まり、のろのろ運転のLトレインにイライラし、14丁目の8aveについてから、駆け足で道を横切っていったのを覚えています。
そのとき、すごいすごい渋滞で、しかも、人がいっぱい車からでてダウンタウンを見ているのに気づいた私。でも、時間に遅れちゃう!と思ってた私、チラッと見たけど、事故だろう、と思ってダッシュを続けた。
でも、ちょこっと私も道を下らなくちゃ行けないとき、???と思って見上げた目の前に、
ツインタワーのビルから黒い煙がでていたのを目撃、一瞬止まったけど、わ、大変だ、火事だ、と思ったくらいで、また学校への道を急いだ私。
学校のエレベーターの中、乗り合わせた人の話をまだ覚えてる。
”The airplane crushed into the building. "
これを聞いて、あ、さっきのこと話してるのかなと思ったけど、アタシ、英語まだまだですね、と思った。おっきな火事のこと、ああいう風に表現するのかね、と思ったのを覚えてます。
10年前の私の英語はひもじいものでしたし。
なんとなく、でいつも生きていたから…(^0^;)
最上階のスタジオに着いて、分かったこと。
何かがおかしい…
何かが普通じゃない、らしい…
全ての人を集結して、オーディションがキャンセルになったことを伝えられたが、
まだよく状況を飲み込めてなかった私。
ただ、スタジオについてすぐ、横が屋上で外にでれるので、そこにでて、皆でツインタワーを見てた時は、まだ2つあった。
のに、一度ミーティングになって、中止を言い渡され、屋上に戻ったら、1つになってた。
?????と思ったけど。
信じられない、でしょう。誰も。
英語詳しいこと分かんないし。
でも、戦闘機がすでにびゅんびゅんとんでくるし。
これが、味方だかこわい人達だか全くわからないし。
そこで出会ったボストンからきたばかりだという女の子と友達になって、一緒にとりあえず行動しようか、と当時のボーイフレンドがワシントンハイツに住んでいたから、そこまで歩いていこうと。マンハッタン遮断されちゃってたし。
怖かった。
ほんっとに。
何がどうなってるのか全くわからないままだったから。
その後母とどうにか連絡をとれたとき、日本の方が情報がいっぱい、ということをしってちょっとびっくりした…
1日で一瞬で何千人の人々の尊い命が人の手によって奪われてしまった。
あってはいけないこと。
誰にとっても忘れられない一日。
10年という歳月は短いのだろうか?
長いのだろうか?
よくわからない。
ただ、あのとき、私、10年後の今日、NYで生きているとは夢にも思わなかった、と今日改めて思いました。
最近は世界中で天災も起こって、多くの人が命を落としています。
本当に何があるかわからないから、悔いのないよう一生懸命生きていきたい、と思います。
仕事も、遊びも。
テロによって命を奪われた人々のご冥福を、そして、残されたご家族の皆様には勇気と希望を心よりお祈りもうしあげます。
仕事だったから、何も特にできなかったけど、友人も何人か参加した、メモリアルダンス、ちょこっと仕事前に寄ってきました。
Lincoln Center 前にて行われたダンサー100人による 追悼の為の踊り。 |
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